このグループで行うインクワイアリには、2つのタイプのクラスがあります。
ひとつは、「日本語で行うグループセッション」、もうひとつは、「日本語と英語を交えて行うグループセッション」です。
インクワイアリの主な目的は、自分が大切にしたい価値観に気づき、自分がどのくらいレベルでその価値観を生きているかを探求することや、自分が抱える苦しみに気づき、そこに思いやりと優しさをもたらすことです。
そのプロセスの中で、"empathy"(共感力)"と、"sense of agency"(自分と他者を区別し主体的に生きる力)" を育む練習をします。
これは、コンパッションベース(思いやりベース)の問いかけです(Compassionate Inquiry)。自分も他人も傷つけないように、ここにいる誰もが、安全や知恵や優しさを持った関係性の中で、マインドフルな対話に取り組んいきます。各セッションは、90分になります。
セッションについて
テーマ ファシリテーターが提案することも、参加者が提案することも可能です。 参考になるような教えや哲学がテーマかもしれません。または、今悩んでいること、気になること、葛藤していることでも構いません。自分が取り組んでいる練習法についてのシェアかもしれません。 対話は計画的に進めるのではなく、自然な展開へと任せることで、私たちを深い洞察へと導いてくれることがあります。 各クラスでのテーマはひとつに限りません。
言語について 日本語のみと、英語と日本語で行うクラスを用意しています。 英語のセッションについて: 英語と日本語の両方を話す人は、それらの言語システムの違いにより、言語を切り替えることで、「自分」と「相手」との境界線の明瞭さに、差が生じます。 「主語を省く日本語」を話す時、私たちは往々にして、共感力を育みやすいかもしれないですが、主語を省くという特殊な言語システムの中で、「個としての自分」を見失いがちになる傾向があります。 私はバイリンガルと見なされる立場にいますが、同じように日本語と英語を話す人とインクワイアリをする際に、「英語でやりたい」という人が時々おられます。それは言語システムの違いにより生じる自己の認識に差異があるからではないか、と思ったりしています。 英語で感情や思考、体験について話せる人で、英語と日本語でインクワイアリをしてみたい方は、日本語と英語のセッションに参加ください。英語が日常英会話程度の方でも、英語と日本語でインクワイアリを行う場に参加してみたい方も、参加頂けます。
セッションの進め方(例)
今のプロセスを大切にします。
気になる体験や課題を取りあげながら、それに対する自分の「解釈(受け取り方)」に興味を持ってみます。
その時起こってくる「体の感覚」や「感情」や「気分」に好奇心を持ってみます。
神経系が反応している時の(過剰な覚醒や停滞感)の体の感覚に気づく練習をします。
平和な状態(自己調節ができている状態)にある時は、体はどんな感覚がするのかに気づき、その感覚を日常で思い出せる練習をします。
好奇心を持ちながら、自分が何かに反応していることに、気づく練習をします。
もしかすると普段の生活でも、自分の習慣的な反応や行動に、気がつけるようになるかもしれません。
評価することなく、行動や反応の原因になっているものにも、気がつけるかもしれません。
気がつくことで、解釈や行動の選択肢が、広がるかもしれません。
このセッションは、何かを「解決」することを目的としません。
開催日 75分~90分(対話の進み具合によって時間変動します)をZoomにて、7月からスタートします。最初は、月1回から(日本語セッション1回と、日本語&英語セッション1回)。
曜日と時間は後日発表します。
参加希望の方と相談してなるべく皆が参加できる曜日と時間にしたいと思います。
日本語セッション:日程後日発表
日本語&英語セッション:日程後日発表
参加費用
スライド形式:以下の金額内で、出せる金額をお支払いください。毎月同じ金額でなくても大丈夫です。お支払い頂く額を1,500円よりも下げる必要がある経済状態の方は、別途ご連絡ください。
スライド範囲: 1500円~2500円
開催日前日までにお支払いください。
キャンセルについて
当日のキャンセルにはご返金がありません。ご了承ください。
2日前までのキャンセルにはキャンセル料はかかりません。
注意点
グループセッションですので、毎回全員が同じ位の量の対話ができるとは限りません。ファシリテーターはなるべく多くの人に発言して頂けるように気配りしますが、セッションによってはあまり話せなかったという日もあるかもしれませんので、ご了承ください。
インクワイアリのセッションですが、途中で時々、短い瞑想が入る可能性があります。
グループセッションで聞いたことは、セッションの外に絶対に持ち出さないようにしてください。プライバシーの損害になりかねますので、口外しないでください(守秘厳守)。